本記事では、車金融サービス(自動車金融)を利用する際のリスクについて解説させて頂き、違法業者(闇金業者)の見分け方についても説明させて頂きます。
是非参考にしてください。
車金融(自動車金融)とは?車担保融資と車即日売却の2パターンあり
まずは車金融(自動車金融)とは何かを簡単にご説明します。
車金融とは、「車を原資産として資金調達を行う」ことを意味します。この際の資金調達方法としては大きく2つに分かれています。
- 車担保融資: 車を担保にして資金調達を行う
- 車の売却:車の通常売却ですが、車金融サービス提供者への車売却においてはスピードを重視した売却が可能
この場合、上記①車担保融資においては、貸金行為(車担保融資)となるため、車金融サービス会社においては貸金業許可が必要となります。
また借主においても個人の場合は、貸金業法に準じた取引のため、総量規制の対象となります。
車担保融資は消費者金融で借りるより金利が低い
つぎに車担保融資の場合の特徴を見てみます。
車担保融資(自動車金融)の特徴の1つとしては、融資条件が緩いことです。
車を担保にするため、過去に債務整理をした人や滞納をしてブラックになっている人でも資金調達が可能です。
背景としては、利用者が返済遅延となった場合でも、自動車金融業者は車を売却すれば債権を回収できるためです。貸金業法の条件を満たしたうえでとなりますが、消費者金融業者と比較すると返済能力の審査は厳しくありません。消費者金融の貸付は一般的には無担保融資に該当するからです。
以上のこと、特に担保としての車の価値を見込めるために、一般的に車担保融資の金利は、消費者金融での調達より低いとなります。
車担保融資(自動車金融)は合法であり、融資方法は2パターン
巷の広告文句として「ブラックでも借りられる」と目にしたりしますが、車担保融資(=車金融)自体は合法です。前述しましたが貸金業法に乗っ取りサービスが提供されます。
「車担保という形が分かり難い」という声を耳にしますが、この場合、車の質屋というイメージが近いと思います。
車担保融資においての融資方法は2パターンが一般的です。
- 「預かり」方式による車金融
- 「乗ったまま」方式による車金融
の2つとなります。
この二つの形式についての詳細は下記記事で詳しく解説しておりますので、こちらもご参考ください。
車金融(車担保融資)を利用する場合のリスク
次に車金融(車担保融資)を利用する場合のリスクと違法業者(闇金業者)の見極め方について説明させて頂きます。
車担保融資のリスクは主に2つです。
車を売却されるリスクあることをきちんと認識
車担保融資は、イメージとして「車の質屋」です。従い利用者のリスクについては、質屋の利用時と基本的に一緒です。
従い、返済義務が適切に履行されない場合、車金融会社は質権設定した車を売却する権利を有しています。
車金融(=車担保融資)は「車を売却される可能性がある」ことをきちんと認識した上で利用しましょう。
違法業者(闇金業者)が存在する
こちらは、質屋のリスクとは異なる点です。車金融(車担保融資)の認知度は低く、また市場規模も小さいため、違法業者(闇金業者)も存在します。これらの業者と取引した場合、どのようなリスクが顕在化するか読めないこととなります。
車金融(車担保融資)においての違法業者(闇金業者)の見極め方
最後に違法業者の見極め方を説明します。
こちらは非常にシンプルで、「貸金業の免許登録がなされているか」をきちんと事前に確認して申込を行うことで、違法業者との取引を避けることができます。
車担保融資は、貸金業登録が必須となり、貸金業法に乗っ取りサービスが提供されます。登録されていない業者は、サービス提供できないので、この点が非常に重要です。
また、嘘の貸金業番号を表示している可能性もあるため、金融庁のホームページで確認するとより正確なチェックが可能となります。
車金融(車担保融資)で取引するリスクについてのまとめ
- 車金融には「車担保融資」と「車の即日売却」の2パターンがある
- 車担保融資のリスクは、質屋と一緒。返済遅延で売却されるリスクがある
- 車金融提供会社には違法業者(闇金業者)が存在する
- 車担保融資のサービス提供には、貸金業登録が必須であり、貸金業登録の有無の確認でリスクの低減が可能
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